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東鍍工組・高等職業訓練校
第42期生修了式を挙行
校長「大きな自信 職場でリーダーシップを」
2012.03.21
 
東京訓練校第42期生修了式
 東京都鍍金工業組合高等職業訓練校(吉川進校長)は第42期生(平成23年度)修了式を3月16日17時から、東京・文京区のめっきセンター4階会議室で開催した。1年間めっき技術を基礎から学んだ48名が修了証を手にした。成績優秀者を表彰する吉川賞は関雅人氏に、虎石賞は竹下義章氏に贈られた。
 
高倉技能教育委員長
 修了式は佐藤徳茂専務理事の司会で進行。開会のことばを高倉利守技能教育委員長が述べた。高倉氏は「去年の夏、講義を行ったときにアリの話をした。働きアリの2割しか働いておらず残りの8割は働いていないというのが通説だという。しかし皆さんの成績を見ると、一生懸命頑張ったようだ。1年間勉強した成果をぜひ発揮していただきたい。これからもっと飛躍することを祈っている」と述べた。

 はじめに志賀孝作教務主任が来賓、講師、派遣事業者、役員、実験の準備・運営などをサポートした東鍍工組環境科学研究所職員など関係者を紹介した。
 修了証授与の授与では、志賀教務主任が修了生全員の名前を読み上げ、代表の山越智恵美氏に、吉川校長が修了証を手渡した。
 
吉川訓練校校長
修了生代表に証書を授与した
 続いて各賞授与を行った。
 皆勤賞は31名。代表して八木智裕氏が表彰された。精勤賞は9名。海老名敏和氏が代表して賞状を授与された。
 最優秀の成績を収めた訓練生を表彰する吉川賞は、関雅人氏が受賞した。同賞に続く虎石賞は竹下義章氏が受賞した。
 関氏は東京都職業開発協会会長表彰も受賞した。
 優等賞は6名。伊東祥子氏が代表で表彰された。
 努力賞は、困難な状況を克服して勉学に励み、他の訓練生の模範となる受講生を表彰する賞。2名が受賞し、角田雅史氏が代表して表彰を受けた。

 吉川校長が式辞を述べ「皆さんが当訓練校に入校したのは昨年4月5日、東日本大震災発生からわずか25日後だった。入校式のさ中にも余震でこの建屋が揺れていたことを今も覚えている。平成23年はわが国の歴史の中でも忘れることのできない年になった。その年に1年間勉強したということが、この先の皆さんの人生においても大きな意味を持つと思う」と今年度学んだことの意義を強調した。
 また「1年間、仕事と訓練校で学ぶことを並行して行ってきた。これは言葉で言うほど簡単ではない。皆さんはそれを立派に成し遂げた。今、そのことで皆さんの中には大きな自信が芽生えていると思う。ぜひその自信を皆さんの仕事にぶつけ、同輩、後輩に良きリーダーシップを取れる、そういう存在になっていただきたい。同時に今日ご臨席いただいた多くの方のご厚情とご支援、ご指導があったからこそ、今日の自分があるのだということも、忘れないでいただきたい。それを胸に据え、今後の人生を切り拓いていってほしい」と激励した。
 
中央・城北職業能力開発センター・
間瀬所長
職業能力開発協会・宮川専務理事
八幡理事長
姫野顧問理事
 来賓からは、まず東京都立中央・城北職業能力開発センター所長の間瀬和子所長は、「ものづくりを支えているのは人材」と、人材育成に大きな役割を果たしている訓練校の重要性を評価した。

 都職業能力開発協会・宮川雄司専務理事は人生の意義について、「価値あるものを創造することによって、一人でも多くの人を喜ばせる、幸せにすることができるなら、それに勝るものはないと思う。幸いなことに皆さんは美しいもの、素晴らしいものを創造する、確かなセンス、めっきという技術を持っている。皆さんが学んだ訓練校は、昭和28年の東京めっき学校創立から今日まで、2500人を超える修了生を送り出し、多くの先輩方が全国各地で活躍するなど、業界の発展のために機能してきた。優れた講師陣の下で充実した訓練内容と、総時間1415時間、時には夜9時過ぎまで実習するなど大変な苦労を耐えたわけだから、大いに自信を持っていただきたい。これからも価値あるものを創造し、ますます人々を幸せにしていただきたい」と期待を込めた。

 東鍍工組・八幡順一理事長は「皆さんが入校した1年前、私は訓練校の校長で、皆さんをお迎えした。このところ100年に一度とか1000年に一度の出来事がおきている。世の中、環境に耐え、乗り越えていかなくては生き残れない。そういう環境を乗り越えた素晴らしい企業から送りだされた訓練生だったと思う。週に2回、1年間、遠いところは午前中から出てきた方もいたと思う。派遣企業は皆さんを単なる労働者として見ているのではなく、やがては会社の幹部として中心になってもらおうと考えて送りだした。これから、それぞれの会社に帰り、その期待に応えていただきたい。その中で技術を磨きながら、2級、1級技能検定にトライしていただきたい。担当教育委員は、技能検定の委員も兼ねている。皆さんがもうちょっと年を取ったら、素晴らしい知恵と力をもって我々の業界の発展に尽力していただくことを待ち望んでいる」と述べた。

 姫野正弘東鍍工組顧問理事は「この1年間で新しい出会いがあり、新しい仲間ができたと思う。人生にとってかけがえのない体験をしながら、素晴らしい仲間とこれからも情報を交換・共有しながら、日頃の会社での思いを仲間に相談したり、そういう新しい出会いがあったことが一番、社会人として有意義なことだったと思う。新しい仲間ができ、強い絆ができて、今後の人生を切り拓いていただきたい。これからは派遣企業に戻り、この1年間でめっきの『いろは』の『い』から学んだことを基に、企業に恩返しできるように精一杯頑張っていただきたい。私は全鍍連の会長をやったが、各地で東京の訓練校に行かせて良かったという声を聞くことができた。これは大変な名誉だと感じる」と述べた。
 
修了生代表が謝辞を述べた
 修了生を代表して関雅人氏が謝辞を述べた。
 「訓練校で学んだことは、今までの人生の中でもとても貴重で充実したものになった。自分たちが携わるめっきという技術の奥深さを知った。めっき業界に関わる人間として、大きく成長することができた1年だったと確信している。昨年の東日本大震災、タイの洪水の影響により先行き不透明な経済情勢だが、これからは各々の会社で訓練校で身に付けた知識を発揮し、常に向上心を持ち、日々精進し、逆境を乗り越え、これからのめっき業界の担い手となれるよう、努力していく」と力強く語った。
 
苅宿技能教育副委員長
 閉会のことばは苅宿充久技能教育副委員長が「昨年、震災後の大変な時期に50名で入校し、本日修了を迎えたのが48名。その中で皆勤賞が31名、64・5%。精勤賞9名、18・7%。合計83・3%という素晴らしい数字だ。新潟県や、会津若松からきた訓練生が皆勤。甲府、浜松からの訓練生が精勤賞。千葉の佐倉や、群馬の高崎など今回の訓練生は遠路を通う方が多かった。
 先ほど来賓挨拶をいただいた姫野氏は、昨秋、天皇陛下より旭日双光章という大変立派な章をいただいた。そういう方がめっき業界におられることは、非常に名誉なことで、励みになる。それを目標に48人が今後、頑張っていただければと思う。最後に、皆さんに『努力は報われる』という言葉を贈る」と述べ、修了式は閉会した。
 
 
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